日焼け予防に最も欠かせないといっても良い日焼け止め。
特に、紫外線の強い夏には欠かせない日焼け止めですが、実は年中必要といっても良いほど必要なアイテムです。
必要な理由や選ぶときのポイントを解説
日焼け止めについて
効果
日焼け止めの効果は紫外線防止をし肌の日焼け止め効果以外に、シミやシワ、肌が赤くなるといった炎症を予防する効果があります。
紫外線には波長の違うものがあり日焼け止めを使う際に大きく関わりの代表的なものは、
紫外線A波(UV-A):シミやシワ、肌が赤くなる原因となる
紫外線B波(UV-B):日焼けなど肌に影響を与えると言われています。
日焼け止めはこれらの紫外線から肌を護るために塗るものです。
効果の高さを表す数値としてSPF値とPA値があります。
又、日焼け止めは塗った瞬間から効果が出始めるわけではなく、日焼け止めが肌になじむまでに15~30分程度必要なので、外出前は紫外線防御効果がでる30分ほど前に塗ることがお勧めです。
日焼けしやすい部分や日焼け止めが落ちやすい部分には、重ねて厚めに塗るのが予防する時のポイントです。
日焼け止めが必要な時期は?
紫外線は一年中降り注いでいるので日焼け止めは、季節関係なく一年中必要です。
紫外線が特に強い時期は春夏の4月から9月頃といわれていますが、1日のうちで紫外線が最も強いのは、太陽が頭の上にくる正午の時間帯です。
しかし、冬でも紫外線は存在し夏ほど強くはないですが、日焼け止めを使用しないことで肌はダメージを受けやすくなります。
そのため、冬であっても日焼け止めを塗り紫外線対策をするのがおすすめです。
曇りや雨の日でも必要
太陽が隠れる雨や曇りの時であっても紫外線は降り注いでいるため、天候も関係なく常に紫外線対策をおこなうことが大切です。
晴れの日と比較し、曇りの日は約60%、雨の日で約30%ほどの量の紫外線が降り注いでます。
天候が悪いからと数日に亘って紫外線対策を怠ってしまうと肌へのダメージが蓄積され、シミやシワの原因となります。
正しい使い方
日焼け止めを塗るタイミング
日焼け止めを塗るタイミングは、メイク前です。
洗顔後、化粧水や乳液などでスキンケアをしてから日焼け止めを塗り、化粧下地を塗ります。
日焼け止めの紫外線防止に対して、化粧下地は肌にメイクがのせるための状態に整えるものなので、それぞれ働きが違います。
日焼け止めの上手な塗り方は?
日焼け止めは、肌になじむまでの時間があるので、外出する30分前、遅くとも15分前に塗り、2時間おきに塗り直すことで効果的に日焼け止めをおこなえます。
日焼け止めを塗る適量はタイプやメーカーに寄り多少異なるので確認し、使用しましょう。
平均的な適用目安は、
顔に塗る量は1円硬貨大くらい、腕は一円硬貨約4枚程が目安です。
顔に塗る場合は、適量の日焼け止めを手に取り、両頬、額、鼻、あごの5点に乗せてからムラなく伸ばしましょう。
伸ばし方は、手のひらではなく中指や薬指を使い、顔の中心から外側に向かって丁寧に隅々までなじませましょう。
日焼け止めの注意点
日焼け止めの消費を抑えようと少なめに使ってしまうと塗ったときにムラができてしまったり、日焼け止めの効果が薄くなってしまうので基本的には適量で使うようにしましょう。
また、耳や首のうしろ、小鼻や口まわり、フェイスラインや衣類から肌が露出する部分は日焼け止めを塗り忘れやすい部位なので、気を付けましょう。
選ぶ時のポイント
SPF・PA値
日焼け止めを選ぶ時のポイントとなるSPFとPAは、紫外線からどのくらい肌を守れるかを表したものです。
- SPF
SPFとは、「Sun Protection Factor」の略で、UV-Bに対する防止効果を示すものです。
SPFの数値は、日焼け止めを塗った場合と塗らない場合に比べて何倍の紫外線を当てると、翌日に肌が赤くなるかを示しています。SPFは2〜50、さらに50以上の場合は「50+」と表示され、数値が大きいほどその防止力が高まります。
- PA
PAとは、「Protection Grade of UVA」の略で、UV-Aに対する防止効果を示すものです。
PAは「PA+」〜「PA++++」の4段階で表示され、「+」が多いほど防止効果が高まります。
しかし、SPFもPAも数値が高いものを使うことで、逆に肌トラブルを起こす原因ともなりうるので注意が必要です。
日焼け止め選びでのポイントはどのくらいの時間、紫外線を浴びることになるか
目的に合わせた日焼け止め選び
短時間の外出…散歩やちょっとしたお買い物など日常生活では SPF10〜20、PA++
中長時間の外出…屋外での軽い運動やお出かけの場合は SPF30以上、PA+++
炎天下での外出…炎天下でのお出かけやスポーツなどには SPF50以上、PA++++
上記に合わせて選ぶのがポイントです。
日焼け止めのタイプ
また、日焼け止めには複数のタイプがあるので状況や場面での使い分けも肝心です。
生活スタイルなどに合わせて使い分けましょう。
クリーム タイプ | 保湿性が高く、乾燥肌の人におすすめ 塗布しやすく、メイク下地としても使用可能 高い遮光効果があり、重たさや油分があるので 他落ちにくいのでしっかり落とす必要がある |
ミルク タイプ | 敏感肌・乾燥肌の方にもおすすめ 肌に優しく伸びがよく肌になじみやすく、 メイク下地として使える商品もある 重たさや油分がありお出かけ前は肌に密着する |
スプレー タイプ | 外出先での塗り直しにおすすめ 手で塗ることなく、広範囲に吹き付けることが でき、こまめな塗り直しも簡単なので便利 髪の毛や頭皮も使えるものが多く外での対策に良い スプレータイプのため、塗りムラができやすいので、 外出前は塗るタイプを使い併用することがポイント |
ジェル タイプ | ベタつきがきになる方におすすめ 水分を多く含んでおり、みずみずしく伸ばしやすい べたつかず、サラっとした塗り心地なので 暑い夏場に使いやすい |
スティック タイプ | 外出先での塗り直しにおすすめ 塗り直しやすく持ち運びもしやすい、 手を汚さずに簡単に塗ることができる 手の届きづらい場所も塗りやすいが、 顔周りのような細かい部分は塗りにくい ため、他の商品と併用して使うことがポイント |
まとめ
日焼け止めの種類は多くあるので自身の目的に合った日焼け止めを探しましょう。
1年中必要な日焼け止めは、消耗が大きい分出費もかさむのでお出かけ前は大容量のもの、外出用は持ち運びやすいものを使うと費用を抑えることができます。
紫外線対策をおこないいつまでも若々しい肌をキープしていきましょう。
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