日傘といえば一昔前では、女性が使っているイメージが強かったですが、今では男女問わず使う人が増えました。
日中の外出は紫外線から肌を守るための対策に便利な日傘。
どんな効果があるのか、選ぶときのポイントについてまとめました。
日傘とは
日傘は、雨天関係なく傘で日光を遮り、生地にUVカットや遮光コーティングを施した傘です。
特に夏どきのような太陽光の日差しが強いときに使われることが多いです。
日傘 3つの効果
日傘を使うことで得られる効果は3つほどあります。
- 涼しい
- UVカット
- 遮光・遮熱
涼しい
真夏日の中、直射日光を浴びることは短時間で体に熱が溜まり、日焼けや熱中症の原因になりやすいです。
日傘を使うことで、日陰を作り直射日光を避けることができるので、体温の上昇を抑えるとともに陰の効果で涼しくなります。
猛暑日に直射日光が当たっている箇所と陰で隠れてるところでは表面温度が20度近く変わるというデータもあります。
UVカット
UVは紫外線のことで強く浴びることで、肌細胞が傷つき、炎症を引き起こしたり、シミやシワの原因となります。
更に、紫外線の浴びすぎは皮膚ガンを引き起こす可能性もあるので、対策はおこなうべきです。
日傘は通常の傘とは異なり、UVカット加工を施してあるので、それらの対策ができます。
遮光・遮熱
遮光とは光を遮るということで、日傘をさすことで日陰を作り遮光効果を発揮することができます。
これにより、強い光から目を守ることができます。
更には、熱のカット、効果の優れた日傘なら体感温度マイナス10℃の清涼効果が期待できます。
日傘と雨傘の違い
形や使い方はほぼ同じですが簡単な違いは、
日傘は、太陽光からの直射日光を防ぐために、傘を使い日陰をつくるもの。
雨傘は、雨で濡れてしまわないように使うものです。
日傘が小さいのはなんで?
日傘は雨傘に比べ小さいイメージがあると思いますが、日傘は防水機能よりも紫外線反射機能や装飾性に特化しているため、日光を遮れば良いので小さく作られているものが多いです。
一方、、雨傘は身体全身を雨から守るため、下半身まで濡れてしまわないように大きめに作られています。
また、日傘は女性が使用する頻度が多く、日常的に持ち歩きやすいよう、小さく作られています。
雨傘は日傘の代わりになる?
では、雨傘は日傘の代わりには使えない?というわけではなく、
雨傘は色によっては、日傘として使用することもできます。
黒い雨傘であればUVカット未加工でも約95%の紫外線遮蔽率があり他の色と比較しても効果が高いです。
しかし、未加工の白い傘は紫外線や太陽光を通しやすいので日傘としての効果が期待できません。
その他の色については黒に近づくほど効果が高く、白に近づくほど効果が薄くなります。
日傘選びのポイント
素材
日傘の素材は主に、ポリエステル、麻、綿などがあります。 この中で一番紫外線を通しにくいオススメの素材はポリエステルです。
素材別での紫外線カット率は、
ポリエステルの紫外線カット率は約90%、綿が約68%、麻が約56%です。
カラー
紫外線に関しては、
一般的には黒い日傘の方が紫外線カット率が高いというイメージが強いと思います。
日傘は、生地に紫外線カット加工を施してあるので、生地の色にかかわらず紫外線のカットに大きな差はないので、お好みの色を選ぶと良いです。。
熱に関しては、
黒い生地は、熱を吸収しやすく生地そのものが熱くなりがちです。
白やシルバー色の生地は、熱を反射し、生地の温度の上昇も抑えることができます。
種類
・長傘
一般的な雨傘のように傘に幅があるので広い範囲での効果が期待できます。しかし、サイズがあるため運ぶ際は多少不便です。
・ショート傘
サイズが小さいので天候を気にせず持ち運びやすいです。傘の幅が小さめなので下半身までは効果がいきにくいです。
・折畳傘
傘の幅は小さいですがコンパクト収納ができます。骨組みが折れ曲がる仕組みとなっているので破損しやすくなっています。
性能
- UV遮蔽率
UV遮蔽(しゃへい)率は紫外線を遮る割合を表します。99.9%が最高値で%が高いほど紫外線をカットできます。
- 遮光率
遮光率は可視光線(目に見える光)を遮る割合を表します。遮光率99%以上のものは「遮光傘」と表記できるので、この表示があるものは可視光線による眩しさを防いでくれる日傘となります。
遮光率には3つの等級があります。
1級…遮光率99.99%以上
2級…遮光率99.80%以上~99.99%未満
3級…遮光率99.40%~99.80%未満
遮光率が100%の日傘には「完全遮光」「遮光率100%」と記載されますが、こちらは定められた表示方法ではなく、完全に防ぐことが必ずできるわけではないので商品説明を確認しましょう。
機能性
晴雨兼用傘
雨でも晴れで使える傘で生地には防水で撥水加工が施されており、日傘のUVカット機能・遮光機能が付加されているものです。 普通の雨傘と比較すると、長時間の雨や勢いの強い雨に使用するの事には適していません。
自動開閉
ボタンひとつで傘を開閉できる便利な機能です。自動開閉の折りたたみ傘の中には、伸ばした持ち手をたたむ時、バネの力で誤って持ち手が戻ることを防ぐ機能がプラスされた安全式(または調節式)というタイプが含まれます。
耐風機能
現在流通している日傘の多くが、雨傘としてもお使いいただけるのですが、雨の日も含め日常使いしたい方にチェックしてほしいのが、耐風機能。風に強く、風を受けて傘が逆さになっても閉じれば元通りになる構造です。現在では技術の発達により、かなりの強風に耐えうる日傘もあります。
まとめ
Amazonや楽天市場など様々な日傘がありますが、安くて効果が高い表示なっている商品は必ずしもそれだけの効果があるわけではないので注意してください。
高いからと言って良いわけではないですが、商品の説明はしっかり確認して購入しましょう。
この暑い夏は日傘を使って肌を守り、快適な夏を楽しみましょう。
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