台所、風呂場、トイレと様々な場所に換気扇が取り付けられてますが、24時間常に回した状態にしていますか?
換気扇は消費電力が低いため、電気代が安いですが全てを24時間つけたままにする必要はありません。
効果は全て同じですが、場所によってやや目的が異なるので、違いやつけたままにするべきかを解説します。
換気扇の効果
換気扇を回すことで、室内にこもった空気を入れ替え、においが残りにくくなります。
又、こもった湿気を外に逃がすことができるので、カビや結露を抑える効果があります。
換気扇の消費電力は比較的安いので、24時間つけたままでも急激に電気代が高くなることがありません。
台所、浴室、トイレなど様々なところにありますが全て回していたとして、1月あたり1,000円程と思っておけば良いです。
それぞれの目的や使用目安の時間を紹介します。
場所ごとの換気扇使い分け
キッチン、浴室、トイレそれぞれの換気時間と効果です。
場所 | 換気時間 | 効果 |
---|---|---|
キッチン | 調理中、調理後約1時間 | においと煙の換気 |
浴室 | 使用後約3~5時間 | 湿気の換気と乾燥 |
トイレ | 使用後約10分間 | 湿気とにおいの換気 |
キッチンの換気扇
キッチンの換気扇は、調理中の煙やにおいを外へ逃がす効果があります。
換気扇は、調理中と調理後につけるようにしましょう。
調理後はにおい残りの様子をみながら、約1時間程度を目安に消しましょう。
注意しておきたい点は、閉めきった室内でガスを使用すると、燃焼するための酸素が不足し、不完全な燃焼状態となり、有害な一酸化炭素が発生する可能性もあるそうなので、換気は必ずと言って良いほど必要です。
又、室内の換気をする際に、回すのも空気が流れやすくなるのでおすすめです。
浴室の換気扇
浴室の換気扇は、浴室内の湿気を含んだ空気や、床と壁の水を乾かす効果があります。
換気扇を回すタイミングは入浴後にしましょう。
入浴中に回すと浴槽に溜めたお湯の温度が下がりやすく、体を洗っている最中も空気が流れるので寒さを感じてしまいます。
入浴後の換気扇を回す時間は、3~5時間程度で浴室内の壁や床の水滴がなくなったら止めてよいでしょう。
又、換気扇を止めてからは浴室の扉は閉めずに、開けたままにすることで空気をとどめないのでカビを防止することができます。
トイレの換気扇
トイレの換気扇はにおいを外に逃がし、カビの発生を抑える効果があります。
基本的に、トイレの換気扇は24時間回すことがおすすめです。
トイレも浴室同様、湿度が上がりやすく、カビが発生しやすいので、空気の巡回は必須です。
トイレ内に窓がない場合は常に回すべきですが、窓がある場合は開けている状態であれば、使用後10分ほど換気扇を回すやり方でも良いでしょう。
そして、トイレ内の換気扇は小型なので他に比べ電気代もわずかなので、そういった点からも24時間回しておくことがおすすめです。
換気扇をつけていても臭う原因
換気扇をつけているのに、臭いが消えなかったり、きつくなったりする場合もあります。
扉を締めきった状態の換気は、風の通り道が減り空気巡回がされづらくなるので次に風が通りやすい排水溝から空気を吸い上げてしまい臭いが発生することがあります。
そのため、換気扇を回す際は、窓を少し開けて空気の吸引口をつくってあげましょう。
又、キッチン、トイレ、浴室などの排水を長期間使用していない場合は、排水トラップの水が蒸発してトラップが切れ異臭が発生したり、害虫が侵入する恐れがあります。
長期間使用しない時は、コップ一杯分の水を流して予防するようにしましょう。
換気扇はずっと回していても壊れないのか?
換気扇は基本的に、24時間回していても大丈夫です。
換気扇故障には、油汚れやホコリが溜まることで動かなくなったり、部品の故障、電気回線の接触不良、経年劣化などの可能性が考えられます。
換気扇の汚れは月に1回程度は、掃除するようにしましょう。
メーカーにより異なりますが、経年劣化の場合は10年~15年ほどと故障しない限りは長期間使えるので、手入れさえしっかりしていれば常に回していても問題ありません。
まとめ
結局のところは、24時間常に付けたままでも問題はありません。
必要な時だけ回すことで、わずかながらも電気代の節約ができるので、上手に使いましょう。
屋内はいつでもすっきりした空気で過ごして快適に暮らしましょう。
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